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嬉しい電話

2年前、休職から復職する際に受けた病院の面談。その面談のために行った病院で再会した、かつての上司(正確には直属の上司では無いのに、当時一番お世話になった方でした)から突然連絡がありました。

いや、ビックリ!

このお正月は年賀状を一切出さなかったのですが、(前職の)仕事関係でお世話になった方には、先日近況を知らせがてら暑中見舞いを送っていました。どうも、その葉書を読んで、連絡をしてくれたようです。この方が例の面談以降、どうされていたのか気になっていたので、こうして連絡を貰うのは嬉しかったです。ただ、相変わらずお酒好きで酔っ払いながらというのが微妙でしたが(苦笑)

それでも、復職されてからは、私と違ってそれなりに仕事をされている様子。組織の有り方に不満と不安はありつつも、なんとか踏ん張っているようです。なにより元気な声にホッとさせられました。

いやしかし、酔った頭で近いうちに会おうと言った約束は果たされるのでしょうか?(笑)

今後の観劇予定

お出かけ続きの7月、8月ですが、懲りずに観劇予定が続きます。忘れないように記録も兼ねて。

  • 8/31(日) 「ウーマン・イン・ブラック」(PARCO劇場)
     出演:上川隆也、斎藤晴彦
  • 9/16(火) 9月文楽公演(国立劇場)
     『近頃河原の達引』『本朝廿四考』

「ウーマン・イン・ブラック」は二度目。以前見たときのラストの恐怖は忘れられません。だからこそ、友達からお誘いがあったときは、狂喜してお願いしちゃいました。また、あのゾクゾク感を感じれらるかと思うと、怖くてもやっぱり見たくなっちゃうので。

9月文楽は、心を入れ替えて国立劇場の激戦に参戦した結果です(苦笑)大阪より東京での方が文楽の人気がある上、劇場の座席数、上演日程の関係上、チケット確保は本当に至難の業です。今回の9月公演は、第一部と第二部の演目の差から、第一部の完売がめちゃめちゃ早く、平日を選んでも二等席しか残っていないとう状態。それでも取れただけマシかも。それでも11月公演には行けないので、頑張りました。「近頃河原の達引」の猿廻しの段、そして「本朝廿四考」の十種香の段は見逃せないので。

後、狙っているのは宝塚。こちらもチケット取りは至難の業。友の会に加入していても、なかなか難しいんだもん。でも秋の東京宝塚劇場のを見たいなぁ。

こうしているのは自分の楽しみのためか、それとも何かから逃げるためか…なんだか分からなくなるけれど、生の舞台の迫力と楽しさは本物だから。それを感じたい。

大阪+α

大阪+αから戻って早4日目。月初の忙しさ+αで身体が忙しいと言うより、気ぜわしい日々を過ごしていました。が、ようやくブログに向かう気になったので、土日のことを少し…

2日(土)は、ゆっくり目の出発にしたため、時間の関係上大阪で母と会えず(母は大阪を通過し伯母のところへ直行しました)、そのまま文楽劇場へ向かいました。この日は、うん年振りに文楽友達Yと二人っきりの観劇。劇場についてそれに気がつき、ちょっとビックリしましたが、これがかなりいい感じだったので、終始楽しく過ごせました。なんと言っても、学生時代に戻ったかのように話が尽きず、別々のホテルを取ったことを後悔するほど!それも私だけでなく、彼女も同様に思っていたというのが嬉しい限りでした。2部と3部の合間の時間もずっとしゃべりっぱなし。観劇後も同様。翌日は会う予定をしていなかったのですが、話し足りないと言うことで急遽朝食を一緒することになるほどです。学生時代は、手紙でも電話でも、かなり話をしてきた相手。近年は、文楽のときに会うのがほとんどで、そうなると二人っきりではないのもあって、そういえばこんなにじっくり話したのはホント久しぶりだなぁと思い知らされました。話題は、演目のことも当然ですが、仕事のこと、共通の友人のこと、生活のこと当等尽きることは無く、朝食もお互い時間ギリギリまで粘って話す始末(笑)いや、本当に楽しかったです。ですが、楽しかっただけに文楽劇場での観劇を控える話は、さすがに言い出せず、こちらはまた折に触れ伝えようと思います。…どちらにしても、「次の公演はどうする?」メールが来るのは確実ですしね(笑)

そんな風に旧友との仲も温めましたが、肝心の演目はと言うと、こちらも満足の一言です。「鑓の権三重帷子」は、学生時代に一度観ています。この時の「伏見京橋妻敵討の段」の印象がとても強く、再び観られることを楽しみにしていました。何が印象深かったかと言いますと、京橋の上では盆踊りが催されているのに、その橋の下では妻敵討ちの真っ最中という、日常の中の非日常と言うか、そのギャップに度肝を抜かれたのですね。当人にとっては、生きるか死ぬかの瀬戸際でも、それを知らない人にとっては、普通の生活がある…というような感覚を見せ付けられたような気がしたものでした。そういう意味もあって、もう一度これを観るというのは楽しみだったのですね。で、再度見た感想は「あの時の印象は間違っていなかったな」でした。…ただし、二人して共通の疑問は「昔より京橋の盆踊りの人数が少なくない?もっと賑やかだった気がしたのに…」でしたけど(苦笑)こればっかりは、記憶を頼りのことなので何とも言えませんが、思い出をお互い美化している可能性もありますしね。何より今回の観劇では、話の筋にお互い突込みを入れていて、「権三みたいな顔だけの男に、なんでおさゐは夢中になったんだろう?」とか、「同僚の妹に手を出しときながら、上司の娘との結婚を勧められたら弾みで承知するような軽い男が、何であんなにももてるのか?」だの、仕舞いには「自分の父に権三へ伝授させることを報告しておきながら、真の台子の伝授にわざわざこっそり真夜中を指定するのは何でだー?」と言いたい放題(笑)これも慣れ親しんできたからこそなのでしょうか?第3部の「国言詞音頭」でも同様。ただし、「国言~」では、最後の演出にこれまた度肝を抜かれ、それまでつらつら考えていたことが吹っ飛びました。いや、まさか、本物の水を使って雨を表現するだなんて?!(人形、大丈夫だったのかしら?)それはともあれ、太夫さんのこと、話の筋のこと、観劇するときの座席による観る(聴く)ポイントについて、舞台の見え方等々、こちらも色んな角度から話題が尽きませんでした。こういうのも久々だったような気がします。いつものメンバーで、わいわい言い合うのも楽しいけれど、気心知れた古くからの友達と遠慮なく話し合うのも楽しい。それを思い出した文楽観劇でした。

大阪文楽ツアー1日目は、そんな風に文楽と旧友の良さを再確認出来た日と言えましょう。当分の間の大阪ラストとして申し分ない充実した1日でした。

そして、次なるメイン…+αと呼んでいた3日(日)。朝、友人と別れた後、私一人、名古屋へ向かったのでした。うふふ、実はかえるちゃんとお会いしてきました!2005年「愛・地球博」の時、ポケパークでお会いして以来2度目のデートです。と言っても、前回は私はテツさんと友達が一緒でしたし、かえるちゃんはらぴくんが一緒。お互い初めてなのと、他の人が一緒だったのとで、ほどんど話せず。まさに会っただけ、だったんですよね。かえるちゃんとはそのこと抜きでもお話したいとずっと思っていましたし、そのことでも後悔があって、今回時間もあることだし思い切ってお誘いしてみました。ただし、お互い体調をみて大丈夫そうだったら…というゆるーいお約束ですけど(笑)幸い、前日連絡を取り合った時点でも大丈夫だったので、3日のお昼過ぎ名古屋へ到着し、無事かえるちゃんと再会を果たしました。

後で聞いたら名古屋はその日気温37度だったとか。お話メインで考えていたのであまり移動せず、JRセントラルタワーズの51階にてお茶していて正解だったようです。ちなみに、せっかく51階という眺めのいいお店を選んだと言うのに、これまたおしゃべり優先で席を選ばなかったので、窓際ではなく、窓から一番遠い、でもふっかふっかのソファでおしゃべりしてました。(流石、高島屋のお店と言うべきか、座ると転びそうなくらいふかふか具合でしたよ・笑)

じっくりお話したかえるちゃんは、すごく聞き上手で、思わず話すつもりの無かったお話とか、誰にも話すことが出来なかったことまでつい話してしまって、途中ちょっと泣いたりしたけど、すごく気持ちよかったです。日記で感じていた通り、すごく深く物事を考える性質のようで、その一言一言が染み渡るような感じがしました。かと思えば、ころころニコニコ笑うところはすごく可愛くて、思わずこっちまでニッコリしちゃいそうなほど。聞き上手なかえるちゃんに引き込まれて、つい悲しい話題も取り上げちゃったけど、そういう時もとても落ち着いていて、少しずつ少しずつちょっとずつちょっとずつ私たちの見えないところでココロの整理をしていっているんだなぁと勝手に思ったり。しばらく姿を見る事が出来なかっただけに、そういうかえるちゃんを感じられてホッとしました。…逆に私は心配かけちゃったかもだけど(苦笑)でも、話したことは後悔してないし、むしろ聞いてもらえて自分の頭の中を整理できた感じ。かえるちゃん本人にも伝えたのだけど、まるでカウンセリングを受けているかのようでした。むしろ、心理士さんにも話すことが出来なかったことまで話せちゃったというのに、自分でビックリ。そこで「どうして?」って聞かれて、ちゃんと自分の口から言葉が出たのにもビックリ。かるちゃん、凄い!と思っちゃいました。話をしたことで課題が出来ちゃった部分もあるのだけど、そんな小難しいことよりも、二人とも時間を忘れておしゃべり出来ちゃったてのが何だか嬉しく思いました。実際、「そろそろ出ようか?」と言って時間を見たときのあの驚愕(笑)確かお昼に会ったのに、何でもう夕方なの?って感じです。それくらい、時間を忘れるくらい楽しい一時でした。

そして、お別れした後、私の手元にはあの憧れのドイリーが!かえるちゃん手作りのドイリーは、ブログで見かけてドキドキしていたものです。私は細かい作業があまり得意でないだけに、こんな手の込んだものを作ることが出来るかえるちゃんを尊敬しちゃいます。今はごちゃごちゃのお家なので、ちょっと飾ることが出来ないけれど、お掃除できてから飾らせてもらいますね~

行くまでに、まぁ色々あったのだけど、以上のように大変楽しい二日間を過ごせました。何と言っても、二日間ともしゃべりっぱなし!なのにそれでも足りないと思うほどだなんて、ホント久々のことです。会話に飢えていたのかなぁ…?ともあれ、3日にお付き合いくださったかえるちゃんには感謝、感謝です。ありがとでした!

そして、帰ってから私を待っていたのは、この間の泣き落としの結末(?)

「仕事が無いのは派遣として存在意義が無い。仕事がしたい!」と訴えたのが切っ掛けとなって、年末ごろに契約社員になるという話が出てきました。派遣会社との調整がまだ付いていないので、「秘密ね」と言われていますが、予定通りに行けば次の契約は紹介予定派遣の形を取り、契約終了後契約社員へ移行のようです。細かいことは今後になりますが、何となく先が見えてホッとしたような緊張するような…。そうは言っても、突然仕事が変わるとかでは無く、今アシストしている仕事を徐々にメインに持っていく(予定)だそうなので、その点は安心しているんですけどね。ともあれ、やれるとこまでやってみます。

驚愕!

文楽を見始めて何年だっけ!?と思わず年数を数えちゃいました。
少なくとも10年以上になるのに、今日初めて見る演出にビックリ。


まさか舞台に本物の雨(水)が降るだなんてー!?


もう、それまでのストーリーだとか、太夫さんの調子だとか、考えてたこと全部が吹っ飛んじゃいましたね(苦笑)
これだから止められない…


でも、明日は第一部を観ずに移動。
その分、今日が満足出来てよかったです♪

あれこれと重なるときは重なります

実は、この土日が文楽ツアーの日だったりします。今回は、大阪他、ちょこっと寄り道をしたりするので、あらゆる準備がのったりまったりでして、明日何で行くかもようやく先ほど確定したところです。

そんな旅行前の慌しい最中、実家の母から電話がありました。以前、余命幾許も無いから…とお見舞いに行った伯母の旦那さん、つまり伯父が亡くなったとのことです。伯母夫婦は二人して癌に見舞われ、二人ともいつどうなってもおかしくないと聞いていましたので、今回の訃報は驚きはしても冷静でいられました。

が、明日私は大阪へ向かいます。
母も(一旦)大阪へ向かうことになっています。

この奇妙な符号に、行かなくてもいいと言われていたけれど、明日のお通夜ぐらい行くべきだろうか?と思ってしまいました。結局は、母の親族も伯母の兄弟のみの参列だし、お香典を遠慮するお葬式なのでそれもいらないと言われまして、私は弔電のみ送ることになりました。

ちなみに弔電…今まで郵便局で取り扱っている弔意用のレタックスしか申し込んだことが無いので、弔電そのものを利用しようか、はたまた慣れているレタックスにしようか、ただいま悩み中です。どちらでも大差は無いのですが、そもそも弔電って電話で申し込むの?というレベル。この後、改めて両方を調べて選ぼうと思います。

しかし、重なるときは重なるものです。同じ日に同じ場所(母は経由するだけですが)へ別々に向かうことになるとは!そして、やはり毎年一人ずつ、母方の親戚が減ってゆきます。今回は、血の繋がりの無い伯父であるけれど、それでも誰かが亡くなるのは嫌なものです。しかも、伯母も決して安心していられる状態では無い訳ですし…

そして、少々の罪悪感。なにせ、お通夜、お葬式の最中、私は文楽観劇に、友人との再会等、目一杯遊んでいるのですから。これが普通に自宅に居るだけなら感じなかったでしょうが、よりにもよって旅行と言ってもいい程の距離を移動し、遊びの計画満載といったスケジュールを組んでいる日なんですもん。

行けばちゃんと楽しみます。でも、きっと後で、微妙な気持ちになるんだとも思います。

まぁ、なんにせよ、来なくていいと言われた以上何も出来ませんし、何も出来ない以上不必要な気遣いも要らないはずなんですけどね。それぞれ、その時すべきことがあって、私は当初の予定通り過ごせばいいだけの話。心の中で、伯父の冥福を祈りつつ、大阪+αの旅を楽しんできます。

今回の大阪行きをもって、恒例の大阪行き(主に文楽ツアー)をしばらく控えるつもりでも有りました。最後のつもりで楽しむ予定でもありました。なので、それは全うします!

明日はそのまま文楽観劇三昧、そして明後日の日曜日は、うふふなお楽しみがあります。それらは純粋に楽しみです。

そんな訳で、明日明後日と行って来ます~

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