大阪+αから戻って早4日目。月初の忙しさ+αで身体が忙しいと言うより、気ぜわしい日々を過ごしていました。が、ようやくブログに向かう気になったので、土日のことを少し…
2日(土)は、ゆっくり目の出発にしたため、時間の関係上大阪で母と会えず(母は大阪を通過し伯母のところへ直行しました)、そのまま文楽劇場へ向かいました。この日は、うん年振りに文楽友達Yと二人っきりの観劇。劇場についてそれに気がつき、ちょっとビックリしましたが、これがかなりいい感じだったので、終始楽しく過ごせました。なんと言っても、学生時代に戻ったかのように話が尽きず、別々のホテルを取ったことを後悔するほど!それも私だけでなく、彼女も同様に思っていたというのが嬉しい限りでした。2部と3部の合間の時間もずっとしゃべりっぱなし。観劇後も同様。翌日は会う予定をしていなかったのですが、話し足りないと言うことで急遽朝食を一緒することになるほどです。学生時代は、手紙でも電話でも、かなり話をしてきた相手。近年は、文楽のときに会うのがほとんどで、そうなると二人っきりではないのもあって、そういえばこんなにじっくり話したのはホント久しぶりだなぁと思い知らされました。話題は、演目のことも当然ですが、仕事のこと、共通の友人のこと、生活のこと当等尽きることは無く、朝食もお互い時間ギリギリまで粘って話す始末(笑)いや、本当に楽しかったです。ですが、楽しかっただけに文楽劇場での観劇を控える話は、さすがに言い出せず、こちらはまた折に触れ伝えようと思います。…どちらにしても、「次の公演はどうする?」メールが来るのは確実ですしね(笑)
そんな風に旧友との仲も温めましたが、肝心の演目はと言うと、こちらも満足の一言です。「鑓の権三重帷子」は、学生時代に一度観ています。この時の「伏見京橋妻敵討の段」の印象がとても強く、再び観られることを楽しみにしていました。何が印象深かったかと言いますと、京橋の上では盆踊りが催されているのに、その橋の下では妻敵討ちの真っ最中という、日常の中の非日常と言うか、そのギャップに度肝を抜かれたのですね。当人にとっては、生きるか死ぬかの瀬戸際でも、それを知らない人にとっては、普通の生活がある…というような感覚を見せ付けられたような気がしたものでした。そういう意味もあって、もう一度これを観るというのは楽しみだったのですね。で、再度見た感想は「あの時の印象は間違っていなかったな」でした。…ただし、二人して共通の疑問は「昔より京橋の盆踊りの人数が少なくない?もっと賑やかだった気がしたのに…」でしたけど(苦笑)こればっかりは、記憶を頼りのことなので何とも言えませんが、思い出をお互い美化している可能性もありますしね。何より今回の観劇では、話の筋にお互い突込みを入れていて、「権三みたいな顔だけの男に、なんでおさゐは夢中になったんだろう?」とか、「同僚の妹に手を出しときながら、上司の娘との結婚を勧められたら弾みで承知するような軽い男が、何であんなにももてるのか?」だの、仕舞いには「自分の父に権三へ伝授させることを報告しておきながら、真の台子の伝授にわざわざこっそり真夜中を指定するのは何でだー?」と言いたい放題(笑)これも慣れ親しんできたからこそなのでしょうか?第3部の「国言詞音頭」でも同様。ただし、「国言~」では、最後の演出にこれまた度肝を抜かれ、それまでつらつら考えていたことが吹っ飛びました。いや、まさか、本物の水を使って雨を表現するだなんて?!(人形、大丈夫だったのかしら?)それはともあれ、太夫さんのこと、話の筋のこと、観劇するときの座席による観る(聴く)ポイントについて、舞台の見え方等々、こちらも色んな角度から話題が尽きませんでした。こういうのも久々だったような気がします。いつものメンバーで、わいわい言い合うのも楽しいけれど、気心知れた古くからの友達と遠慮なく話し合うのも楽しい。それを思い出した文楽観劇でした。
大阪文楽ツアー1日目は、そんな風に文楽と旧友の良さを再確認出来た日と言えましょう。当分の間の大阪ラストとして申し分ない充実した1日でした。
そして、次なるメイン…+αと呼んでいた3日(日)。朝、友人と別れた後、私一人、名古屋へ向かったのでした。うふふ、実はかえるちゃんとお会いしてきました!2005年「愛・地球博」の時、ポケパークでお会いして以来2度目のデートです。と言っても、前回は私はテツさんと友達が一緒でしたし、かえるちゃんはらぴくんが一緒。お互い初めてなのと、他の人が一緒だったのとで、ほどんど話せず。まさに会っただけ、だったんですよね。かえるちゃんとはそのこと抜きでもお話したいとずっと思っていましたし、そのことでも後悔があって、今回時間もあることだし思い切ってお誘いしてみました。ただし、お互い体調をみて大丈夫そうだったら…というゆるーいお約束ですけど(笑)幸い、前日連絡を取り合った時点でも大丈夫だったので、3日のお昼過ぎ名古屋へ到着し、無事かえるちゃんと再会を果たしました。
後で聞いたら名古屋はその日気温37度だったとか。お話メインで考えていたのであまり移動せず、JRセントラルタワーズの51階にてお茶していて正解だったようです。ちなみに、せっかく51階という眺めのいいお店を選んだと言うのに、これまたおしゃべり優先で席を選ばなかったので、窓際ではなく、窓から一番遠い、でもふっかふっかのソファでおしゃべりしてました。(流石、高島屋のお店と言うべきか、座ると転びそうなくらいふかふか具合でしたよ・笑)
じっくりお話したかえるちゃんは、すごく聞き上手で、思わず話すつもりの無かったお話とか、誰にも話すことが出来なかったことまでつい話してしまって、途中ちょっと泣いたりしたけど、すごく気持ちよかったです。日記で感じていた通り、すごく深く物事を考える性質のようで、その一言一言が染み渡るような感じがしました。かと思えば、ころころニコニコ笑うところはすごく可愛くて、思わずこっちまでニッコリしちゃいそうなほど。聞き上手なかえるちゃんに引き込まれて、つい悲しい話題も取り上げちゃったけど、そういう時もとても落ち着いていて、少しずつ少しずつちょっとずつちょっとずつ私たちの見えないところでココロの整理をしていっているんだなぁと勝手に思ったり。しばらく姿を見る事が出来なかっただけに、そういうかえるちゃんを感じられてホッとしました。…逆に私は心配かけちゃったかもだけど(苦笑)でも、話したことは後悔してないし、むしろ聞いてもらえて自分の頭の中を整理できた感じ。かえるちゃん本人にも伝えたのだけど、まるでカウンセリングを受けているかのようでした。むしろ、心理士さんにも話すことが出来なかったことまで話せちゃったというのに、自分でビックリ。そこで「どうして?」って聞かれて、ちゃんと自分の口から言葉が出たのにもビックリ。かるちゃん、凄い!と思っちゃいました。話をしたことで課題が出来ちゃった部分もあるのだけど、そんな小難しいことよりも、二人とも時間を忘れておしゃべり出来ちゃったてのが何だか嬉しく思いました。実際、「そろそろ出ようか?」と言って時間を見たときのあの驚愕(笑)確かお昼に会ったのに、何でもう夕方なの?って感じです。それくらい、時間を忘れるくらい楽しい一時でした。
そして、お別れした後、私の手元にはあの憧れのドイリーが!かえるちゃん手作りのドイリーは、ブログで見かけてドキドキしていたものです。私は細かい作業があまり得意でないだけに、こんな手の込んだものを作ることが出来るかえるちゃんを尊敬しちゃいます。今はごちゃごちゃのお家なので、ちょっと飾ることが出来ないけれど、お掃除できてから飾らせてもらいますね~
行くまでに、まぁ色々あったのだけど、以上のように大変楽しい二日間を過ごせました。何と言っても、二日間ともしゃべりっぱなし!なのにそれでも足りないと思うほどだなんて、ホント久々のことです。会話に飢えていたのかなぁ…?ともあれ、3日にお付き合いくださったかえるちゃんには感謝、感謝です。ありがとでした!
そして、帰ってから私を待っていたのは、この間の泣き落としの結末(?)
「仕事が無いのは派遣として存在意義が無い。仕事がしたい!」と訴えたのが切っ掛けとなって、年末ごろに契約社員になるという話が出てきました。派遣会社との調整がまだ付いていないので、「秘密ね」と言われていますが、予定通りに行けば次の契約は紹介予定派遣の形を取り、契約終了後契約社員へ移行のようです。細かいことは今後になりますが、何となく先が見えてホッとしたような緊張するような…。そうは言っても、突然仕事が変わるとかでは無く、今アシストしている仕事を徐々にメインに持っていく(予定)だそうなので、その点は安心しているんですけどね。ともあれ、やれるとこまでやってみます。