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泣いた烏が…

落下→上昇→平常→落下→上昇…を繰り返しています。それもホンの一瞬で切り替わる感じに。この間書いたことそのものは、気持ちの上では大分整理がついた気がします。一々そんなことに神経尖らせるのが莫迦みたい…と思えるようになったので。ただ、落下中だとそうはいかないんですけどね(苦笑)

ともあれ、そんなこんなで先週1週間は、ひたすらデパスに頼り切った日々でした。そして、そのせいで頓服用の在庫が切れてしまい、昨日は病院へ行ってきました。

そう…病院へ行った理由は「頓服を貰いに行くため」だったはずなのです。
なのですが!
実際行ってみますと、大騒ぎを起こす始末となってしまいました。

土曜日はテツさんもお休みでした。テツさんは別の病院へも通い始めたので(…ついにぢ病を持ってしまいました;)、じゃあついでに一緒に行こうねと、話しをしていたんです。しかし、当日になって、私が「病院、行きたくない」と駄々を捏ねちゃったのが始まり。もうその時点でおかしかったんでしょうね。だけど、行かないと薬が無いのはホント。「薬が無くて困るのはお前だろ!」と、テツさんに首根っこひっつかまえられて、病院へ連行されましたよ。ただ、おかしい…と自覚はあったので、家を出る前に残り少ないデパスを服薬。予防線は張っておいたのです。が、この時ばかりは効き目が無かったようで、家を出てからずっと頭を上げられない状態。それでもまだ、言動はマシだったのかな?ポツリポツリとテツさんと会話してたんだしね。

本格的に発作状態になったのは、病院に着いてから。待っている間、テツさんとの会話の中で食い違いがあって、そのことでキレたのが大きく響きました。キレたというか、いわゆる言った言わないの諍いですね。テツさんは「オレは言った。」と主張し、私は「聞いてない。」と叫ぶ。どちらが正しいのかなんて、第三者がその場を見ていなければ分からないだろうけど、自分の記憶力を疑われるような言い方にカチンときて、一気に落下。もうこの時点で動けない、喋られない…という状態でした。

確かに、最近の私は、デパスを多めに服薬する事によって意識を曖昧化させ、無理矢理眠っている状態がほとんどでした。そして、そのためテツさんが帰ってきても、起きる事は出来ないし、起きて話しているらしいのですがその記憶も無い状態。それを考えれば、上記の食い違いがあってもおかしくはないのです。ですが、これは今だからそう受け止められる事。あの時、あの病院にいた時の私では、それは許す事の出来ない事でした。

えと、具体的に言うと、この病院へ行くのと同時にテツさんのぢ病の病院へ行くためには、午前中でないと拙かったらしいのです。もう一方の病院の診察時間が、土曜日は午前中だけらしいので。で、テツさんは「そっちの病院は午前中しかやっていない」ことを私に伝えた上で、行きたくないと駄々を捏ねていた私に「どうするんだ?」と尋ねたそうです。そして、私は行きたくない、けど行かないと薬が無いから行かなきゃ行けない、プラスそういえば昨日(15日)眼科に注文したコンタクトレンズを受け取れるのが土曜の午後からだったなぁと思い出し、「じゃあ午後から行く」と答えました。

すれ違いは「ぢ病の病院が午前中のみ」という部分。テツさんは言った、私は聞いてないと主張しているのがココ。そちらの病院が午前中しかしてないならば、無理してでも午前中行ったのに…という私の申し訳なさと、『オレは言ったのに、お前が午後から行きたいと言うから、そちらの病院を諦めた』という風にテツさんが私を責めていると感じる気持ち。これがない交ぜになって、頭も身体もストップしちゃったんですね…多分。

そんな発作状態真っ最中の中、診察に呼ばれたもんだから、もう大変。ぎこちなく一歩一歩歩ながら診察室へ入る私と、それを見守りながら一緒に診察室へ同行するテツさん。もう私は一言も話せないので、代わりに現状をテツさんが先生に伝えます。私は私で、声は聞こえてくるものの、理解するのに時間が掛かるし、声は出ないし、顔も上がらないしで、先生から聞かれた事に対して、僅かに頷いたり首を振ったりするのが精一杯。なので、ひたすら問診は先生対テツさんでした。

今回の通院は、あくまでも突発事項。頓服を貰うだけの予定でした。なにせ、前回の通院時の調子がよかったの、じゃ次は4週間後…という意味で、薬が4週間分になったばかりでしたもの。

ですが、結果としては悪化と取られ、薬が追加となりました。朝と夜に、以前も処方されていたセロクエルを1錠ずつ。常時ではないけれどイライラ感があって発作を起こす部分があるという話しをした…というか首を振ったので、「じゃあ気持ちをなだめる作用を持つ薬を出しましょう」ということで、セロクエルが登場です。

診察では、ここまではいいんです。この辺までは、ダメダメ状態なりに診察を受けられました。が、ここまでが私の限界でした。

よくカウンセリング中に椅子から転げ落ちると、今まで書いてきましたが、何故転げ落ちるかというと、身体の力を保っていられなくなると、上半身がどんどん傾いでくるんです。力が抜けるに従って身体が傾ぎ、上半身の重みで椅子からドスンと落ちてしまう。発作状態の私の身体は、震えや泣き始める事によって、身体の力がどんどん抜けていってしまうんです。なので、傾いでゆきながら泣くもんだから、テツさん曰わく「身体の不自由な人が泣いているように見える」そうです。(自分じゃよく分かりませんが…)

で、限界点になった私は、この時点で身体が傾ぎ始め、テツさんが「あぁ、もうダメですね」と言った途端椅子から落ちました。そして先生はすぐさま「じゃ、注射しましょう」と判断し、私は処置室へと移動させられ、ぐしゃぐしゃに泣いている私相手に、「注射したら楽になるからね~」と言いながら先生はさっさか注射したようです。(あんまり覚えてないのですが、テツさんの言い方だとホントに素早かったそうです。)その後は、ひたすら私が落ち着くのを待って、処置室で大人しくしていました。どのくらい時間が経ったのかは分かりませんが、しばらくすると泣くのも止まり、ボーッとした状態で起きあがる事が出来ましたね。…ボーッとし過ぎてすごく眠かったです。

病院で、こんな風に発作状態まっただ中になって、薬を飲まされたり注射されたりって、よくあるんですかね?私は二度目です。結構、他の患者さんを見ていると、あまりそういう風には見えないので、私だけなのかな…とか思いがちですが、こういう処置室があり、先生が対応に慣れているのを見ると、多分それなりにいるんだろうなぁ、と思いますが。(と言うか、そう思いたい!)

ともあれ、私が歩けるようになったらもう閉院の時間。まだうまく声が出なかったし、頭も回っていなかったので、全ての対応をテツさんに任せて、この日はこれで通院終了。病院を後にしました。

この日の収穫。

  • 頓服のデパス確保
  • 新しくセロクエル追加

デパスを貰うだけのはずだったのに…
ついでに言うと、そのつもりだったので、診察も受けるつもりが無かったのに…(苦笑)

幸い、仕事中はこういうことにはならずに済んでいます。最近の傾向としては、仕事が終わりかけの頃なんか危ない…と思って飲むとか、帰る途中で耐えられなくなって飲む。じゃなければ、家に着いてから急に泣きじゃくるとか。だから、診察の時も先生に「家に一人でいるのが辛い?」と聞かれたようですが、でも決してそういう訳では無いんですよね。一人でいるのが不安って訳では無いです。一人だろうと、二人だろうと、誰かといようと同じ気がします。ただ、誰かと一緒の時は、そのことがある意味ストッパーにはなっているんじゃないかな?仕事が発作のストッパー役をしているのと同じに。

揺れて揺れて揺れて揺れて。
些細な事に神経を尖らせて。
一人ではそれに耐える事も出来なくて。

そんでこんな風に上がったり下がったりの大騒ぎ。情けないなぁ…
なかなか平坦な道を歩く事が出来ませんー;

あ、それでも仕事は順調です。ちゃんと毎日通っています。それなりに評価もされているみたいで、それがまた励みになっています。あぁ、私でもちゃんとやれているんだ、ってね。そちらが順調な分だけ、仕事以外の時間で調子が崩れるのがまたアンバランス…。テツさんは仕事のストレスもあるんじゃないか、と言うのですが、うーん、それはどうだろう?

ともあれ、次のカウンセリング(&診察)まで2週間。この間は何事もない事を祈ります。セロクエルもあまり副作用(眠気)が出ないといいなぁ~
あぁ、そして、次こそは、そのカウンセリング(事前面談)について記録したいです。…忘れないうちに(笑)

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