となった言葉は、他所から聞くと、きっとたわいもないモノ…とスルーされるだろうセリフ。
『俺たちに子供が出来たら、こんなこともするんだろうね。』
あの日の飛行機は、期待の到着から25分遅れ。更に、天候の関係で、羽田到着は到着予定時間を1時間超えていました。ウチに帰るには、かなりギリギリの時間。全てを終わられホッとした面からか、機内で既にブルブル状態だった私。飲み物サービスをいただいて、薬投入。その追い打ちをかけるように、羽田に近づく従って揺れる機体。…初めて、飛行機であんなに酔ったよ;
荷物受け取るため、手荷物受付所に着いたときはヘロヘロ。ガラス窓の向こうにテツさんと見つけ、一番に電話をしました。
「もうダメ。薬飲みたいから、水、買っておいて。」
これって理不尽なお願いですか?テツさんの返答は、
「お前なぁ、今、そんな時間有ると思っているのか?帰るのにギリギリで、時計と睨めっこしているんだぞ!」
…思いっきり怒鳴られました。もう、そっから一気に下降状態真っ逆さまです。
帰れなくなるのは確かに困る。でも、二人一緒なんだから、その辺は何とでもなるんですよ。ま、後から、テツさん自身もぶつくさ同じコトを言っていましたけどね。行けるトコまで行って、タクシーとか、ホテルに泊まるとか…。ただ、テツさん曰く『安く帰る方法を探しているってのに、お前は邪魔しかしない。』と言われましたけど。
悪いけど、その時の心境は、「どれがどーした?」です。もう、帰れようが、無理だろうが、どっちだっていいよ。そんなに嫌なら、羽田のロビーだろうが、駅だろうが夜明かししてやるよって意気でいましたさ。めんどくさいから。
だけど、乗り換え乗り換え、ホームを走り、なんとか終電に滑り込め、最寄り駅まで到着。その到着したそん時に、上記のテツさん発言が…!
あー、自分でもおかしいこと自覚しています。でも、今回のお見舞いで嫌っちゅー程「子供作れ~」「何で作らないの~?」と詮索されたあげく、母からも「自分勝手のあの調子の癖して、お父さんは孫は抱きたいらしいよ。」なんて話までされた、かなり神経戦の二泊三日。その締めがソレですか!?
いい加減、子供問題に敏感になっていることくらい覚えておけ!どれだけ、そういう言葉が身に付き刺さるのか、いっぺん味わってみろ!
神経過敏になるに連れ、妊娠ブログ、子育てブログが凶器に思えてきます。新聞の広告、記事に現れる少子化問題、これも私を責め立てているのか?と被害妄想的に斜め読みするくらいなのよ。
子供がいないと一人前じゃない。
結婚していれば子供の一人二人いて当たり前。
そんな風に思っていないよ、と言う人だって、絶対心のどこかのそれを持っている。自分には子供がいるから。子供が一番大事。あぁ、そうだよね。そうじゃなきゃ、子供の立場がないよね。そうじゃなきゃ、親じゃないよね。
でも、私は親じゃないもの。
『悪かったねーっ!どうせ、私には出来ないわよ!』
テツさんに駅で言われた言葉に対して、手に持っていたカバンを全てたたき投げ叫んでいました。…泣きながら。そんな時もテツさんの対応は、
『お前、…駅ももうお仕舞いで、片付けに入るんだから、迷惑かけるな。さっさと歩け。』
そういわれて、駐輪場へ追い立てられ、泣きながら駐輪場へ移動。そこで、更に大泣きしていると、『「お前なぁ…泣くなら家で泣けよ。雨降りそうだから、早く帰りたいのに。』と、ため息吐きながら、めちゃくちゃ追い打ちをかけられて、大人しく帰るようなタマじゃないんです、私は。『だったら、さっさと置いていって帰ればいいでしょ。放っておいてよ!』散々、同じコトを叫びました。何度目かでいなくなってくれて、どれだけホッとしたことか。
なーのーにー、思う存分泣いていた私の所に、一旦家に戻ったテツさんがまた戻ってきたんですよ。で、何を言った方というと、前回の記事参照。非情にうっとおしそうに吐き捨てられました。
えぇ、そこでぶちぎれましたとも。私、変なところでプライドが高いんです。例え、『他の誰もがお前を甘えかしても、厳しくするのはオレしかいないだろう。』。今更、付け足しのように言われても、私のココロには言い訳、もしくは今までの不満のぶちまけの正当化としか思えなかった。
丸1週間経って、言われて合っているところもある、だけど、テツさんに言われる筋合いじゃない。そういう気持ちでいっぱいで、未だ冷戦継続中。顔も合わさず、声も聞かず。
ずっと「病気」の幕を被っているのも、それを隠れ蓑に遊んでいるのも、「病気」を盾に薬を飲み続けるのも、その薬の量が減らないのも、カウンセリングに効果がないのも、そのため子作りに進めないのも、全部私のせい。あの夜、ハッキリ、キッパリ言われましたとも。お前に言ってやれるのは俺くらいなんだから、と意気揚々と言われましたとも。
あぁ、そうですか。私が悪いのよね、全て。だったら、悪いと言われたところを全て、文句ないように改善してやろうじゃないの。どんな手段を使ってもね。
でも、子供はごめんだ。今の関係のまま、子供なんて考えられない。周りのプレッシャーは手を変え品を買えもの凄いのだけど、この際そんなこと言っていられない。自分の卑屈な気持ちも整理できないけど、いっぱい嫉妬しまくりだけど、そんな気持ちのまま子供なんて考えられない。いいよ、テツさんにはちゃんといるんだから。それでいいじゃん。どうせ、そっちの家族とも相変わらず繋がっているんだし。私には関係ないけどね。
口火は有る意味些細なことなのかもしれないけれど、ものっすごく痛いところを突かれてしまった。が、ために未だ硬直状態を続けている。私にはそれを解くつもりはない。そんな気になれない。
許せないから?…そういう気持ちもある。
意地?…そうともいえるかも。
幻滅?…一番の味方、最後の砦と思っていたのに、一番の敵だった。それが分かったのものすごく痛手な気がする。もう、ホント、アイタタタタタ…だよ。
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【私信】Aさんへ
ちょびめーる、ありがとうございました。
これ、簡易メールなので字数制限があるんですよ。
最後まで受け取れなかったのが残念ですが、
お心はキチンと受け取らせて頂いたつもりです。
「努力は人には見えない。」
だからこそ、何を持って努力と言うのか私には分からない。
それこそ、薬を手に持って何度でも復職してればよかったのか?
それすらも分からない。
テツさんが心配してるのは知っています。
でも、言う度に、言葉が、方針が違うので振り回される。
あくまで自分で考えなくては意味がないのですよ。
つくづく思い知らされました。
後、会った方々皆揃って「疲れさせました?」と聞いてきます。
疲れを解すために無理して時間を空けて貰ったのですが…
そう思われてしまうのなら、もう会わない方がいいかもですね。
ご心配かえけてすみません。