洋服1枚にしても
制服のない仕事柄、ブラウスは結構持っています。別にブラウスって決まっている訳じゃなく、人によっては普通にカットソー着てたりしますが、私は、以前上司から「襟のある服を着るように。」と注意されたので、出来るだけ襟のあるものを…と努力してるのでした。
それでも、冬は寒いので、こっそりタートルのセーター着たりなんてこともありますが、基本的にブラウスにスカート。これが私の仕事着です。
だから自然とその反動で、プライベートではブラウスって着ないようにしています。着ても、仕事場には着ていけないようなデザインとか。(例:中華風ブラウス)着ても悪いものじゃないと思うのだけど、スタンダードなデザインのものなので、面白みがないなぁとか、仕事をしてるような気になったりするので、なんとなく避けるようにしている感じでしょうか?
そして、その分ブラウスを見ると仕事を思い出します。
8月。半月出勤しました。その間着たブラウスが、今部屋に散乱しています。洗濯するのは苦じゃないけど、たたむのは苦手な私。なので、まだハンガーに吊ってあったり、洗濯物の山の中にあったりしてるんです。なので、それを見るたびに、苦い思いをしています。
8月。復職し始めた頃、「半袖はそこそこあるし、事務室で寒気を感じるし、それに秋ももうすぐだから長袖とか七分袖のブラウス、足しておこう~」とシャツショップで、新しくブラウスを買っちゃいました。
8月。復職し始めた頃、去年のバーゲンで買った半袖ブラウス。「やっぱこういう時に着ないとね。」とウキウキ新しいブラウスを下ろしました。
そして、今。新しく買ったブラウスは新品のまま衣装ケースの中へ。新しく下ろしたブラウスは1~2回着ただけで、同じく衣装ケースに仕舞われる運命です。他の半袖ブラウスたちも同様。
それを見るたび、どうしてこうなっちゃったのかなぁ?と思わずにはいられなく、これから頑張って君たちにも活躍してもらうつもりだったのに…と、ブラウスたちの活躍の場を奪ったことがなんとも切なく、心苦しいです。
身体が元気な分。家にいると比較的安定している分、どうしても一旦納得したと思われることを蒸し返してしまう。主治医に、あんなこと言わなければ仕事まだ出来たかも、もっと気を強く持っていればこんな長期の休みにならなかったかも…。
そして、やっぱり考えてしまう。私ってホントに病気なの?怠けているだけじゃないの?行きたくないって駄々こねる子供なだけじゃないの?今は8月という季節柄、戦中戦後の番組をよくTVでやってますよね。その時代の人たちは生きるのに必死だった。どんなに辛くても、どんなに困難でも、まず生きるために頑張った。だからココロを弱らせて仕事を休んだりすることは死を意味したはず。現代だってそう。幸い、私は制度の整った所にいるから、ぐちゃぐちゃ悩みつつ休むことが許されているけれど、そんなところばかりじゃない。どんなことがあっても、仕事をしないと生活できない人だっている。そんな人から見れば、私程度のことなんて、ちゃんちゃらおかしいって思うんだろうなとか。
更には、ホントに年が明けたら仕事に戻れるのだろうか?戻っても私に何が出来るだろうか?
身体が元気なだけに、頭が色々フル回転。いらんことまで考えちゃいます。バカみたいに…。
また、来年、ブラウスにスカートの戦闘服で、仕事がしたい。職場はちょっと混乱期に突入するので、それが本当に正しいのか分からないけれど、職場にまず戻りたい。仕事の出来る身体になりたい。
また着たいよ…と思いながら、散乱しているブラウスを片づけることになりそうです。