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明日から文楽の旅

明日は大阪へ行ってきます。先生の忠告もなんのその(笑)今回は久々に文楽鑑賞。土日の二日間で第1部と第2部を観る予定です。

8日の第2部は、

「菅原伝授手習鑑」
   車曳の段
   茶筅酒の段
   喧嘩の段
   桜丸切腹の段
   寺入りの段
   寺子屋の段

9日に観る第1部は、

「寿柱立万歳」
鶴澤燕二郎改め六世鶴澤燕三襲名披露公演
「ひらかな盛衰記」
   松右衛門内より逆櫓の段
「勧進帳」

ということで、私にとって目新しい演目では無いけれど、なんと言っても襲名披露公演!というのが大きいです。

鶴澤燕二郎さんは、よく素浄瑠璃も聴きに行った方でもあり、三味線弾きさんのなかでは、珍しくちゃんと顔と名前が一致する方(笑)そして先代の五世燕三さんは、舞台で倒れられた公演にたまたま居合わせたことで、かなり印象に残っている方でもあります。なので、「あぁ、あの『燕三』の名前が復活するのね…」と、ちょっと感慨深かったりもするんです。倒れられたのが平成7年のことですから、あれから約10年ですか。五世燕三さんが亡くなられたのが平成13年。長かったような、短かったような…

そんな事情もあって、文楽友達からは「ぜひ4月公演の観劇を!」と勧められていました。心はかなり傾いていたのですが、遠出が多かったのと、一人旅になりそうなので、グズグズと参加を躊躇っていました。が、やっぱりせっかくの襲名披露を本場大阪の文楽劇場で観たいという思いと、とある事情で大阪行きを決めました。

えへ、とある事情は明日お話しますね。

ということで、9日の襲名披露も楽しみなんですが、8日の「菅原伝授手習鑑」も、もちろん楽しみにしています。これの見所はなんと言っても「寺子屋の段」!悲しい物語であり、いろは送りは涙無しには観られないところ。そして、よく知られているのが「せまじきものは宮仕え」という文句。まさしくその通りの物語なんですよ。えぇ?!そんなことやっちゃうの?!という展開。今の私たちには、ちょっと考えられないかも。この重要な段を、私が一番追っかけている(笑)豊竹嶋大夫さんが語ります。それがもう楽しみで、楽しみで♪

文楽好きとはいっても、やっぱりコックリコックリしちゃうこともあるんですが、幕が上がるとドキドキします。ピシッと背が伸びます。しっかり二日間、目当ての舞台を堪能してこようと思います。

そしてお楽しみも目一杯楽しむ予定。テツさんが一緒でないのが不安だけど、その分色々お楽しみがあるので、それで乗り切ろうと思ってます。お楽しみの秘密は明日…ね(笑)

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