二都物語
週末、携帯からもリアルタイム(?)で写真を更新してましたが、14日(土)15日(日)の両日、関西へ行ってきました。今回の目的は二つ。
- 文楽鑑賞
- 京都で蒸し寿司
ちょうど恒例の文楽ツアー(私の文楽仲間の文楽鑑賞日)に合わせての旅程です。この友達はテツさんともお互い知っているので、一緒に行っても安心、安心。気心しれた仲間たちですからね。
14日(土)は国立文楽劇場で、初春文楽公演の第二部を観てきました。ここで一つ思い違いをしていたことが発覚。文楽の舞台では、通し狂言じゃないときって、一部と二部の入れ替え制なんですよ。コロッと忘れていて、自分が何を観るのか、勘違いしてました。(ちなみに入れ替えはこの日から・笑)
ということで、観てきたのは、
- 「寿式三番叟」
- 「太平記忠臣講釈」
七条河原の段
喜内住家の段 - 「三十三間堂棟由来」
平太郎住家より木遣り音頭の段
でした。
文楽を観るのは、うーん、一年ぶりくらいなのかな?久々だったし、やっぱりちょっとうとうとすることもあったけど、「三十三間堂~」なんかは、改めて良さを発見できたのが収穫かも。私がイチオシしている太夫さんが“切”だったせいもあるけど、何度か観ているはずなのに、ちょっと感動してしまった。母子の愛情ってところにね。
最近しばらく、文楽を観ることを控えていたけれど、この期間は決して無駄では無かったと思う。文楽の技芸員は高齢の方が多く、結構リスクを伴う手段だったので、ちょっぴりハラハラしてけど。(二度と舞台を観られない可能性があるので。)でも、惰性で見続けていても、ちっとも頭に入っていかないし、集中も出来ない。今回特に感じたのは、太夫さんが好き、というミーハー心だけで観るのではなく、作品そのものに興味や関心が沸き、その面白さに気がついた。「三十三間堂~」のような地味な作品でも、すごく楽しめた。うん、よかった。観に来てホントよかった。
大阪では文楽だけでなく、食も堪能しました。…と書きたいけれど、お昼も夜もおうどんだったのよね~。いや、美味しかったけど、夜は別のが食べたいーと主張しても、友達の「道頓堀の今井でうどんが食べたい!」という声に無視されました(涙)いや、美味しかったけど…その日食べたのってうどんだけ…;
翌日の京都は、テツさんと二人っきりの観光です。(文楽ツアーメンバーは、引き続き第一部を鑑賞。)目的地は新京極。梅田から阪急で京都へ向かいました。
「乙羽」を真っ先に見つけ、お昼時だったので店内でごはん。テツさんは念願の蒸し寿司、私はちらしやにぎりのセットものを注文。二人で分け合って食べたけど、看板商品だけあって、私は蒸し寿司が一番美味しかった!手の平が革で出来てるんじゃないかというテツさんも蓋を持てないくらい熱々。丼の中は、錦糸卵の黄色がまぶしいくらい。中には刻んだあなご。ちょっぴり甘めで、ほくほくしてました。あー、美味しかった。お義父さんたちへのお土産に、持ち帰り用の蒸し寿司も注文。こちらは紐を引っ張ると、蒸気が出て蒸されるとのこと。残念ながら、自分たち用までは買わなかったので、目にすることは出来ませんでした。
その後、お隣の「ロンドンヤ」でロンドン焼きをぱくり。白あん入りの焼きたてで、これまたうまうま。ぶらりぶらりと新京極を歩きながら、時折お寺さんや墓地にお詣り。「誓願寺」や「和泉式部の石塔」へ立ち寄りました。お願いをした「鈴成りの輪」は石塔の近くにあります。再びぶらぶらして、今度はキャベ玉をお腹の中へ。お好み焼きっぽいけど、もっとお手軽なおやつって感じ。生地がもっちりしてて、これも美味。折り返しは寺町京極商店街をぶらぶら。そんなこんなで、京都観光はこの新京極ぶらぶら道中でお仕舞いです。
私たちは、そのまんま京都駅に戻り、ちょっとお茶してから、リムジンバスで伊丹へ。疲れていたのもあって、バスでは二人ともコックリコックリ。伊丹空港では、写真の更新のとおり、変なモノを見つけては大騒ぎ(笑)最後まで楽しませてくれます、大阪は!
二日間の突発旅行だったけど、友達にも久しぶりに会えたし、文楽も観られた、テツさんと京都観光も出来た。体調もほどほどよく、帰り着くまでは大丈夫だったしね。
今回の旅行は、私のためでもあるけど、どっちかというとテツさんのため。切っ掛けはともかくとして、最終的に旅行したいと熱望したのは、テツさんの方だから。どうやら、仕事のストレスやプレッシャーが特に最近きつく感じられるようで、自分でも「どっか行きたいっていうのは、責任から逃れる現実逃避なんだよな~」と言っていました。多少なりともこの旅行でリフレッシュ出来てればいいなぁ。
そうそう、写真は結局間に合わなかったので、余裕があれば追加更新します。たいしたものでもないから、いっかなぁ…なんて思ったりもしますけど(笑)
大阪・京都の二都物語。こんな感じでございます。